個人的感想的備忘録的読書記

読んでいった本を忘れないようにしよう。

カラー版 イチから知りたい! 論語の本

~なんとなく論語を知りたいなあと思って昔買った本~

【47冊目】

2021年11月28日に読み終わりました。

いつ買ったのかも忘れたくらい昔に買いました。

 

論語を僕のように何も知らない人に、とりあえずざっくりと説明してくれる本です。

 

論語の原文は様々なことがある程度はまとめられているものの、散り散りに書かれているらしいのですが、この本はそこからいくつか抜粋して、さらにきちんと分類してくれています。

 

孔子ってものすごい情に厚い人なんだなあと思いました。そしてとにかく勤勉な人だとも思いました。そうなると、やっぱり日本の倫理観というものはかなり儒教の影響を受けていると思います。少年漫画の主人公なんて、全員孔子の教えを体現してると感じました。現状に満足せず、常に高みを目指して努力を続ける。でも、どんなに腕があがったとしても、人を思いやる心があってこそだ、ということが孔子が伝えたいことだったのでしょうか。

 

まあ、初学者用の導入本のため、作者の意訳でしか読み取れていません。なので、所々矛盾しているような部分もあったような気もします(どんなに理解できない人でも分け隔てなく接するべし、といっていたのに、自分にとって有害な人とは交流する必要なし

、という部分もありました)。まあ、ケースバイケースで考えよ、ということなのでしょうか。

 

紀元前の人の考えが現代まで影響を与えているのは、シンプルに凄まじいです。それだけ、物事の行きつくところは論語で説明できる、ということなのでしょう。僕もこれからは意識して生活していこうと思います。