新装版 天地人 中 地の巻
~早く下巻がよみたい~
【52冊目】
2022年3月12日に読み終わりました。
この前読んだ上巻の続きです。
中巻は主に豊臣秀吉がメインでした。
織田信長が明智にやられて、その直後に動いた秀吉と、リスクを恐れて中途半端な決断をした柴田勝家との対比がおもしろかったです。まあ、進言をしたのは黒田官兵衛、ということもしっかり描かれていたので、人志松本の好きな話で出てきたとおりでした。人志松本は改めて話がうまいなあと思いました。本とは全く関係ないですが、個人的には「すべらない話」よりも、「好きな話」と「ゆるせない話」のほうがおもしろいと思ってます。やっぱり、熱が入っているときの松本人志が一番面白いですね。
読み進めていくうちに、「鳴かぬなら 鳴かせて見せよう ホトトギス」と詠まれる意味が分かるような気がしました。超実力主義かつワンマンタイプの織田信長とは異なり、ある程度柔軟に動き、人との接し方が上手だからこそこのように詠まれたんだと思いました。要は、コミュ力がめちゃ高いんですね。リーダーというのはいろいろなタイプがいるから、自分がなりたい or なれるリーダーを目指すべきなんだと思いました。
地味に直江兼続が浮気しているのがおもしろかったです。浮気をめちゃくちゃかっこつけてロマンチックに描かれていました。
さあ、次がいよいよ最終巻です。おそらく、関ヶ原があって、江戸時代に突入したところだと思います。ついに米沢が出てくるんでしょうね。明日は一日予定がないので、フルで読み切ってやろうかと思います。