個人的感想的備忘録的読書記

読んでいった本を忘れないようにしよう。

渋沢栄一: 変わり身の早さと未来を見抜く眼力

〜2024年からの新一万円札の人とは?〜

【39冊目】

 

 2021年3月14日に読み終わりました。

一万円札の顔として非常に馴染み深い福沢諭吉がついに引退し、

渋沢栄一という人がなると聞いてから、どんな人なんだろうと気になっていたので

読んでみました。

シンプルにすごい人でした。よくある、貧乏人からの這い上がり人生という訳ではありませんでした。生まれも育ちもいい、先が読めてそれに向けて努力もできる人だと感じました。

著者の書き方だとは思いますが、物語調にしてオーバーに伝えることはなく、淡々と書き下している印象でした。

渋沢栄一は優しくも基本的には経営第一人間であった、ということが読み取れました。

 

私が生まれた時から一万円札は福沢諭吉です。渋沢栄一の行ってきた仕事を考えれば、一万円札の顔であってもおかしくはありません。ですが、思い出補正だとは思いますが、福沢諭吉の一万円感に追いつくには何年かかるのだろうか。